徳間文庫で刊行です!

受賞作の出版の予定が決まりました。
11月に、徳間書店から、徳間文庫の一冊として刊行されます。
今までの、日本SF新人賞受賞作は、ハードカバーでの出版が恒例でしたが、今回は文庫での刊行です。
文庫になった理由は、価格です。昨年の受賞作は消費税込みで2100円。自分が小説を買う時に、今まで読んだこともない著者の作品にそれだけのお金を簡単に払えるかと言うと、難しいなぁ、というのが実感です。
そこで、担当の編集氏に「あの値段、どうにかなりませんかね」と。
2100円で刊行されるよりは、文庫でより多くの部数が刊行された方が、多くの書店でも手に入りやすいでしょうし、読者の方にも手に取ってもらいやすいはずです。
ハードカバーへのあこがれのようなものはありますが、小説は読んでもらわなければ仕方がない。
なるべく多くの人に読んでいただけるように。
文庫になったのは、僕と編集氏の思いが一致した結果です。
まだ、先ではありますが、出版されたら、是非、お手に取っていただけるようお願いします。