お帰りなさい。

ハヤブサが帰ってきましたね。
宇宙を舞台にした小説を書こうというからには、スルーするわけにはいかない。
ニュース映像で見た大気圏突入の様子は、これからも多くの人に見られる映像になるのだと思います。
ハヤブサがこれだけ注目を集めたのは、月の石以降では初めての地球外サンプルの回収であるということに加えて、多くの障害を乗り越えてきたところにもポイントがあると思います。
宇宙開発の中で見れば、さほど大掛かりなプロジェクトではなくとも、小さな機体で多くのトラブルを克服し、ミッションを成功させたところに、「けなげさ」を感じてしまうのではないかと思います。
どうも、この「けなげ」には弱いんですよね。難しいことをさりげなく実行してしまうのもちゃんと評価しなければいけないと思いますが、この「けなげ」には、つい評価が甘くなる気がします。
いずれにせよ、ハヤブサの帰還は世界に誇るべき快挙だと思います。
それから、この快挙によって、宇宙に関心を持つ人が増えてくれるといいなぁ、とも。


お帰りなさい。
ミッションの成功、おめでとう。
そして、ありがとう。


18日にはカプセルが日本に届き、イトカワの砂が入っているかどうかがわかります。もう一度びっくりさせてくれることを期待しています。