「逃亡者」

今日は、昔の映画を見てしまった。
ハリソン・フォード主演の「逃亡者」。
妻が殺され、その罪で死刑判決を受けた医師が、護送車の事故をきっかけに逃亡し、連邦警察に追われながら真犯人を探すという話。
今までにも見たことがあるはずなんだけれど、緊迫感のあるストーリー展開に、テレビの前に張り付いてしてしまった。
映画を見ていて思ったのは、キャラクターの造形に使う細かなエピソードが上手いなぁ、というところ。特に、主人公が、真犯人の手掛かりを探すために侵入したクック郡立病院で、子供のカルテを書き換えるシーンは、主人公の正義感と、医師としての能力の高さを描写するいいシーンだなぁ、と思ってしまう。
その主人公を追う側も、職務に忠実であろうとしながら、主人公の有罪判決そのものに疑惑を感じていく描写が秀逸でした。
電話が死刑判決の決め手となったところや、最後に明かされた謎(誰が、何のために)は、少し弱い気もするけれど、十分に楽しめました。


登場人物が電話をかけるシーンが何度かあり、携帯がない時代だっんたなぁ、と思わされます。ちなみに1993年作。