さて、どうしよう。。。

SF大賞の投票をしなければならない。
小説であれば、直近の受賞者はスルーすると、以下の5作くらい。
『プロジェクトぴあの』山本弘
『突変』森岡浩之
『月世界小説』牧野修
『コロンビア・ゼロ』谷甲州
『シンドローム佐藤哲也
『海色の壜』田丸雅智
山本さんと谷さんはとっくに取っているべき人なので、是非押したい。PrologueWaveからの田丸さんは、若干身びいき感があるけれど、ショートショートでの受賞というのもいいと思う。

評論?でいうと『サンリオSF文庫総解説』が押し。サンリオSF文庫には、個人的に思い入れが深い。ディック(「ヴァリス」三部作!)やル=グイン、ディッシュのようなビッグネームに加え、コニイや、ホールドストック、ステイブルフォードといったどころもすばらしいセレクションだった。一部の作品は他の文庫でも出ているが、もっと再評価が進んでほしい。

イラスト系でも、水玉螢之丞さんの『SFまで10000光年』、生頼範義さんの『生頼範義緑色の宇宙』、YOUCHANさん『ターコイズ』といったところで収穫が多く、悩ましい。故人が二人というのはとても残念だ。

忘れてはいけないのは荒巻義雄さんの『荒巻義雄メタSF全集』。日本のSFに残した足跡を記録したものだ。大賞と言うよりは特別賞がふさわしい気がする。

コミックはあまり定見がないので難しいが、亡くなった水木先生はSF&FのFの方で、非常に大きな影響を残されている。SF大賞の枠組みで評価していいものかという気もするが。

アニメの『放課後のプレアデス』は良質のジュブナイルとして評価されるべきだと思う。SFへの入り口として、良質なジュブナイルはとても大事で、アニメといる障壁の低いメディアで良質なSFジュブナイルが提供されたことを評価したい。

さて。。。。。