第36回日本SF大賞エントリー

今年も、日本SF大賞のエントリーが始まっている。
作家クラブの中だけで決めるのではなく、広くエントリーを募るという方法にしてから3回目になる。すでに、エントリーが当然というような作品も出ているが、追い切れていなかった作品のエントリーも多い。一人ではカバーしきれない作品を、エントリーという形で知ることができるのは、とてもいい方法だと思うのだ。
もちろん、このエントリーの目的は、大賞候補となる作品を絞り込んでいくことだ。しかし、その一方で、今までなら見のがしてしまっていたような作品にも気付くことのできる、得がたい機会であるとともに、日本のSFの歴史の貴重な記録であると思う。

エントリー期間は、10月末までなので、これからどのような作品がエントリーされるのか、楽しみだ。

ところで、3月に完結した「こちら公園管理係シリーズ」も、時期的にはエントリー対象になる。自薦も可なので、自分でエントリーしておくのも、記録に残す意味で、アリだと思うが。。。
以前のエントリーにも書いたように、もともとSFを意識していなかった割には、最終回でSFとして着地していると当人は思っているし、それなりに新しい側面を切り開いているので、資格はあるはずなのだ。
10月末まで悩んでみよう。


http://sfwj.jp/awards/Nihon-SF-Taisho-Award/36/entries.html