アジア巡業

最初の仕事先は香港。
梅雨時の香港。九龍半島香港島の間を船が縫って走る。
夜ともなれば対岸が明るい。
日本も、「節電」などと言わずに、ちゃんと「ピークカット」と言えば、もう少し明るくなるんじゃないかな、と思います。
湿度が高く、外はじっとり。部屋の中は冷房が利いて快適。快適さを捨て去ることが難しいなら、快適さに伴うリスクも受け入れなければならないと思いつつ、どっちつかずな気分の香港。町の食はとても豊かです。


次の仕事先のバリ島。一転して風がさわやかで、心地よい。オープンエアの食堂から街を眺め、まるで海とつながっているかのように見えるプールサイドでのんびりと過ご・・・せませんでした。
翌日は朝から打ち合わせ、会議本番、レセプションとフルに拘束。会議報告の調整は深夜まで。仕事だから仕方がないとはいえ、もったいない。
翌日、空港に向かう途中で、マーケットによりました。翌日がお祭りだそうで、家々の前には竹でできたのぼりのようなものが。道端の石像もきれいに飾られていました。


最後の仕事先のバンコクも、お土産を買いにスーパーに寄ったくらい。
季節がちょうどよかったので、かの「ンガウ」がありました(笑)。本当は、「ンゴ」というのが正しい。「ねじまき」は面白かったけれど、この「ンガウ」と「プエロンチット」だけはどうも引っかかってしまった。タイの政治のありようや、スラムの感じなんかはとっても良かったけれど、スカイトレインや地下鉄は気配もなく、多分、1990年代後半に分岐した未来のような気分。
そのすぐ後に「クロノリス」を読んだので、欧米人にとってのタイは独特な文化とエキゾチズムを感じる場所なのだなぁ、と実感しました。


果物の王さまドリアンと、ワイ(合掌)するドナルド。微妙にデッサンが狂っている気がするものの、定番ということで。


しばらく出歩いていましたが、帰ってみると日本は暑い。アジアの元気さが、日本を元気づけてくれることを期待してます。