更新!PrologueWave(+SFセミナーのこと)

PrologueWaveが更新されています。
今回は、片理さんと八杉さんのショートショートと高槻さんのルポルタージュが掲載です。
前回更新の当方のショートショートは、ページ左手のショートショートをクリックすると、全体のリストが出てきますので、そこから読むことができます。


ところで、いろいろなところでレポートされていますが、さる5月3日に開催されたSFセミナーで、「発進!PrologueWave!」という企画がありました。

PrologueWaveについての経緯は片理さんのコラムに書かれており、冒頭はそれに即した説明だったのですが、それに対して司会の大森望さんやウェヴミステリーズ(東京創元社)の小浜さんから出し惜しみはいけないとか、もっと長いのをどんどん書いたら、という指摘がありました。

その場で、八杉さんや片理さんが回答していましたが、率直に言って、書く側が実験段階でかけることのできるコストとしては最大20枚くらいのショートストーリーやコラムが限界だろうということなのだと思います。

結局、無料で公開するのはサンプルであり、サンプルを見た読者の方に作家に関心を持ってもらうことが、間接的に書籍の販売というリターンにつながるかもしれない、という程度なわけですから、書く側のメリットははっきりしたものではありません。そんな条件で、作家クラブのWEBマガジンとして、若手オンリーにとどまらない、一定数の書き手の参加を期待するとなると、あまりハードルを上げられないというのは、現時点では妥当な判断だと思います。

一方で、書いたものが多くの人の目にとまり、いろんな形で評価されることになれば、PrologueWaveはいろんな形で発展していくはずだと思いますし、その可能性は十分にあるはずです。
そのための第一歩として見ていただけたらと思っています。


SFセミナーの会場で、僕の宣伝ページがプロジェクターで投影され、「樹環惑星」の表紙が大写しになったときは、ちょっと、どきっ、としました。