SFJapan 2011 Spring

SFJapanの最新刊(2011Spring)に、短編を書かせていただきました。
「短編SFいっぱい読むぞ!」ということで、歴代の日本SF新人賞、佳作の受賞者20人が、20作の短編を寄稿しています。ボリューム的にも全ページの半分近く、読みごたえのある内容になっています。
この特集は、大森望さんがWEB本の雑誌に「徳間書店のSF専門誌、11年の歴史に幕」という記事を書かれたように、最終号だから実現できた企画のように思えます。
昨年デビューしたばかりで、今までSFJapanにしか書いていない僕のような新人にとっては、重要な発表の場を失うことになりましたが、一方で、昨年秋以降、片理誠さんと三島浩司さんが早川書房のJコレクションで新刊を出し、北国浩二さんと八杉将司さんが講談社BOXで新刊を出しているように、確実に活躍の場が広がっています。また、電子書籍では中里友香さんの連載が同じく講談社の電子雑誌、BOX Airで始まっています。
まだ、ここで公表できる段階ではありませんが、僕自身の周辺でも次のステップに向けて動きがあります。SFJapanは新人賞受賞作家にとってのゆりかごだったのかもしれませんが、やはりいつかはゆりかごから出なければいけない。そのタイミングが、少し早かったかな、というところです。

エンドレス・ガーデン ロジカル・ミステリー・ツアーへ君と (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)ダイナミックフィギュア〈上〉 (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)ダイナミックフィギュア〈下〉 (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)アンリアル UnReal (講談社BOX)光を忘れた星で (講談社BOX)