冗長性

先日、「はやぶさ」が帰還軌道に乗ったという発表がありました。
イトカワとのランデブー、タッチダウンとサンプル回収までは順調でしたが、その後、化学エンジンの故障や、通信途絶とトラブルが続き、帰ってこれるかどうかわからない状況でした。
今回のニュースで驚いたのは、化学エンジンを使用しないということ。
イオンエンジンの推力は化学エンジンより小はぜですが、それで必要な軌道変更を行うようです。
もともと、必要な機能を最小限に絞り、コンパクトにしているはずなので、トラブルに備えた冗長性を持たせるには厳しい条件かと思いますが、よく、ここまで来たものです。
6月には、再突入ですので、無事、サンプルとともに帰ってきてほしいものです。

そういえば、近所に生前の糸川博士のご自宅があります。
小惑星の名前に、自分の名前がつくというのは、すごいことですね。