停電の夜

ベトナムの景気がいいそうです。
景気がいいと、経済成長に比べてインフラ整備が間に合わないというようなことがあり、電力の供給不足による計画停電といった、日本では考えられないようなこともおこります。
バンコクでの経験ですが、変圧器に雷が直撃したこともありました。何かが爆発したような音がして、窓から見てみると黒く焦げた変圧器から煙が・・・。
雨が降っても停電、雷が落ちても停電という感じでしたが今はどうなっているんでしょうか。

ところで、ある停電の夜。いつまでたっても回復しないので、寝てしまったのですが、朝になっても復旧していませんでした。
しかも、異臭がします。
この部屋には、ガス管がないのですが、そのないはずのガスのにおいがします。もしかすると、アパートのどこかで漏れていて、それが部屋に流れ込んできたのかも。
あわてて管理人を呼びました。
「何か、ガス臭いでしょう?」
彼は、平然とこう言いました。
「・・・もしかすると、ドリアンが冷蔵庫に入っていません?」
停電のため、庫内が暑くなり、発酵が進んでしまったというお話です。
日本にいたら、起こるはずのないような出来事でした。

それにしても、すごい臭いでした。